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世界の発酵食品ヒストリー2

パン

地域を越えて発展! 世界各地で共通する発酵食品

世界中で食べられているパンも発酵食品のひとつです。 紀元前4000~3000年頃に古代エジプトで発酵パンが作られ、紀元前3世紀頃には古代ローマでパン職人の学校が開校したと言われています。
発酵パンは、中国では饅頭、インドではナン、エチオピアにもインジェラなど世界中でさまざまな種類のものがあり、それぞれの民族の食生活に溶け込んでいます。

アジアでは、紀元前1000年頃に中国でなれずしの原型になるものが食べられていたそうです。中国では紀元前7世紀頃にひしおと呼ばれる発酵調味料が作られ、やがて日本に伝わってしょうゆへと発展していきます。
また古代ローマでは、紀元前1世紀頃、美食家アピキウスによる料理書の中で魚介類を使った発酵調味料である魚醤を使ったという記述が残っています。

面白いことに、東アジアや、東南アジア、日本でも魚醤が伝統的に食べられてきました。その他にも、漬物やなれずしなど、世界各地の発酵食品には、共通するものがいくつも存在しています。
今のように情報が簡単に取得できない時代に、世界のあちこちで同じ製法の発酵食品が生まれていたなんて不思議です。

発酵パワーは他分野でも大活躍!

このように世界中で発展してきた発酵食品ですが、そのメカニズムが明らかになったのは近代以降のこと。19世紀半ばにフランスの細菌学者パスツールによって、発酵に微生物の働きが関与していることが発表されました。発酵食品が食べられるようになって、ずいぶんと時間がたってからのことです。
発酵の仕組みが解明されると青カビから抗菌物質ペニシリンが発見され、以後さまざまな薬が作られるようになりました。

また、薬だけでなく日用品やエネルギー関連などさまざまな分野にも発酵技術は応用され、近年ではバイオプラスチックや、下水処理といったエコ分野でも発酵技術が役立っています。

発酵の可能性はまだまだ未知数です。これからも発酵の力は、人類の歩みと一緒にどこまでも広がっていくのではないでしょうか。

※記載内容は特定の商品または発酵食品についての効果効能を保証するものではありません。

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