甘酒を使ってコクを引き出す
日持ちがする常備食として大活躍してくれるのが油味噌。豚肉を使う場合が多いのですが、今回はごぼうやにんじんといった根菜を使ってヘルシーに仕上げています。発酵食品の味噌をはじめ、砂糖や酒の代わりに甘酒を使って、甘みとコクをプラスしているのがポイント。ご飯にのせて食べたり、麺にからめたりと、いろんな料理にアレンジ可能です。
調理時間:20分
保存期間:10日〜2週間
材料
- ごぼう 100g
- にんじん 100g
- 田舎味噌 200g
- 太白ごま油 大さじ3
- 甘酒 大さじ3
- みりん 大さじ3
- ①ごぼうとにんじんはやや粗めのみじん切りにする
- ②フライパンに太白ごま油を半量入れて熱し、①を入れてゆっくり炒める。火が通ればボウルに取り出す
- ③フライパンに残りの太白ごま油を加え、田舎味噌を入れて炒める。油となじんで香りが立ったら、みりんと甘酒を加えて混ぜ、溶けたら②の野菜を戻し入れ、汁気がなくなるまで炒め合わせる
荒木 慶子(あらきけいこ)
1972年に渡米し、デュマ・ピエークッキングスクール全課程修了。1984年に料理スタジオ「クックダム」を設立。料理教室主宰、食品企業の商品開発などを行う。1990年には中国陝西省現代中医学 元漢方医 張先生につき東洋医学・薬膳を学ぶ。2016年にNPO法人認知症サポートネットに入会し、現在は認知症予防料理アドバイザーとして活躍。主な著書に『おかあさんのおかず本』(主婦の友社)、『きょうの料理』(NHK出版)等。
※記載内容は、取材対象者及び筆者の個人的な見解であり、特定の商品または発酵食品についての効果効用を保証するものではありません。